「英語話せない人」から脱却するまでに私がした勉強法(2)引きこもりでも英語は上達する
「英語が出来るようになりたい」というのは、相手が何を言ってるのか、何が書いてあるか「わかるようになりたい」自分が考えていることを「言葉にしたい」ということだと思います。
前回の記事では何が書いてあるかわかるようになりたいをカバーする最低限の方法を書きました。
今回は私が相手が何を言っているかわかるようになる、自分が思っていることを話せるようになるまでの実際の流れをお話します。ポイントは「実際に会話で使われている言葉」と「インプットとアウトプット」。
前回記事はこちら:英語話せない人」から脱却するまでに私がした勉強法(1)
INDEX
急激に英語ぺらぺらになるまでのISHUの流れ
日本語でしか会話したことのなかったアメリカ人の友人と久々にSkypeをした時のこと。あちらは日本語を忘れかけていたので英語で話したら、「全然話せなかったのに急にぺらぺらになって、一体何があったの?!」と驚かれました。
一体私に何があったのでしょうか。そもそものきっかけは留学でも海外旅でもなく引きこもりです。笑
やる気なし子だった私は大学を休学してこともあろうに引きこもりました。(前回記事参照)
これじゃ廃人になると危惧した私は、せめて引きこもるにしても何か役に立つことを!と思ったのです。
教科書を使わずに英語を覚える
普通に英語勉強しようと思ってもテキストを開くやる気すらありません。そこで出た苦肉の策がひたすら強迫観念にかられたように英語ドラマ「フレンズ」を英語字幕で観ることでした。
でも日常で使う英語ってテキストでは見たことも聞いたこともないフレーズが多すぎてわからない。もどかしいのでひたすら英語字幕で出てくる分からない単語を片っ端調べました。
さらにやる気のない時はそれもせず、ひたすらきっとこういうことよね?と流してみるだけ。ひと通り見たら今度は日本語字幕で自分が理解していたか確認、その後また字幕なしで。
次は英語字幕で音声に合わせてシャドウイングしてみたり。全部4回まるまる観たわけではありません。気分によって、やったりやらなかったり。ワンシーンだけそれをやってみることもありました。
それでも気づいたら調べる回数は減っていました。結構同じ単語や言い回しが出てくるのでそういうのは嫌でも覚えるんですよね。
こうやって私は「実際に会話で使うナマの英語」を結果的に習得していったのでした。
※ちなみにこんな芸当が出来たのは観たドラマが1話約25分と短めだったこと、コメディだったので面白かったこと。
あとわからない単語や習慣等を調べるのに豊富なまとめサイトがあったこともあったと思います。このへんの詳しいお話はまた次回。
その後で私はふと思い立って旅に出たのです。
そんなほとんど廃人生活が1,2ヶ月程…。ある日ハタ!とひらめいて旅に出ることにしました。
旅に出た背景はこちらの記事:私が旅を始めたわけ 全ては一杯のチャイから始まったに書きましたが、きっかけはチャイ。
チャイを飲みにインドに行こうくらいのノリで旅に出ました。引きこもりだった私がインドです。人生何が原動力になるかわかりません。
旅の中での変化
前半は半分ツアーみたいなもんだったので日本語ばかり使ってたのですが、いつの間にか通訳役に(病院行く時についていったり
途中でツアーを卒業して一人旅を始めてから英語を話す外国人と接する機会も増えていきました。
おや?私、結構言ってることわかるぞ。ていうか、言いたいことが言えるぞ?あれ、今私が言いたいことってもしかしてあのフレーズ?
DVDで繰り返し出てきたフレーズが頭に染み付いてたのでそれをそのまま言ったりアレンジしたり。通じるのが楽しくって会話は弾みました。
前回の記事でご紹介したDUOに出てくる例文も結構そのまま使えました。
「あ、これでいいのか!」という感覚を掴んだのがこの旅でした。
ここまでの流れをまとめてみましょう。
インプット作業
英語が急激に「わかる」ようになったのは英語のドラマを「英語字幕で」みまくったこと。
実際会話で使われている英語を覚えることによって何を話しているのか「わかるように」なりました。
アウトプット確認作業
「はなせる」ようになったのはその後で旅に出て、一人旅という性質上英語で「話さなくてはならない」機会が増えたこと。
覚えたフレーズや単語を実際に使ってみることによって自分が考えていることが「話せる」ようになってまいりました。
さらにこれでいいんだ!という感覚がつくことで「私話せないしー。もじもじ。」的な心の壁がとっぱらわれました。
まず「覚える」そして「使ってみる」
「覚えたこと」を「使ってみる」。これは当たり前のことのようですが、覚えるものがこれまでは「テキスト英語」であって「会話英語」でなかったこと。
そしてそれらを「使ってみる」こともなかったのが私が「勉強したのに」英語を話せなかった原因なのかなぁと今振り返ると思います。
アウトプットはインプットにもなる
矛盾するようですがアウトプットすることはインプットにも繋がります。使ってみることで記憶が定着する、という意味でもそうですが、もうひとつあります。
実際に使ってみることで「会話」が生まれますよね。例えば自分が誰かに質問をしたとします。そうすると相手から答えが返ってきます。
でもロボットではないのでその答えはその人や状況によって毎回多かれ少なかれ変わってきます。答えは無限にあるんです。
相手がどう応答するかをしっかり覚えておくと、次に自分が逆に質問をされた時にどう応答するか、ということの参考にもなります。
私はそうやって「あーそういう言い回しをすればいいのね!」とインプットすることで応答のバリエーションを増やしていきました。
インプットからアレンジへ
そこからさらに同じフレーズでも形容詞を変えてみたり副詞を入れてみたりすることで表現できることの範囲がかなり広がってきます。
こうしてバリエーションを広げていくことで自分が考えていることを細かいニュアンスまで話せるようになっていったのです。
この記事ではその方法を少しだけご紹介しています。
さらにバリエーションを広げるべく、「日本で」私がしたこと。
「海外に行く」これは英語を学ぶ絶好の機会です。でも学校や仕事があるとそうそう海外に行くわけには行きません。
私もずーっと旅に出ずっぱりというわけではありませんでした。日本に帰って次の旅までの旅費を稼いだり、復学して学校に通ったりする必要がありましたから。
そもそも最初私がドラマのDVDでナマの英語を覚えたのは国内の話です。国内というかむしろ自分の部屋からすら出てません。笑
DVDやインターネット環境が充実した現代では国内でも(というか家から一歩も出なくても)インプット作業はやってやれないことはないのです。
そして実はアウトプット作業も国内でやってやれないことはないのであります。今回は長くなってきたのでその具体的な方法はまた次回。
次回:ぺらぺらになるまでの近道 英語を勉強する前に確認しておきたいこと
「英語話せない人」から脱却するまでに私がした勉強法シリーズ
「何が書いてあるかわかるようになりたい」をカバーする最低限の方法
「何を言っているかわかるようになる、自分が思っていることを話せるよう」になるまでの実際の流れ
ぺらぺらになるまでの近道 英語を勉強する前に確認しておきたいこと
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