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インド好きがおすすめするインド系映画7本

公開日: : 最終更新日:2015/07/20 2014, インド, 映画

 

これまで「わたしインドには何回も行ってるけど、たまたまインドだっただけで別にインドが好きなわけじゃありません」と言い張ってきました。

でもなんだかんだインドに縁があり、インド史を勉強してみたりと、そうは言ってもやっぱりインド好きなのかもなーと思うこのごろ。嫌よ嫌よも好きのうち?

今回はそんな私がおすすめするインド関係の映画をご紹介します。ボリウッド映画は少なめ。

その1「ガンジー」

これはボリウッド映画ではなくハリウッド資本の映画ですが、インドにこれから行く人、既に行った人、行きたい人、全てに見てほしい名作。ガンジーの葬式シーンはCGではなくエキストラ撮影らしい。圧巻の映像です。

インドがどのようにしてイギリスから独立したのか。パキスタンと分離する過程などがガンジーの半生を通して見ることができます。

その2「きっと、うまくいく」

インドでも日本でも大ヒットのインド映画

2009年公開なのですが、昨年遅ればせながら日本でじわじわ記録を伸ばし、久々にインド映画大ヒットを記録しました。去年はインド映画が日本でもたくさん上映されていましたが、これはその中でも超おすすめ。

私はギンレイホールでの上映で観ましたが、ここ最近では異例の大行列で、メトロの駅階段から中の通路まで並んでいました。

もちろんインドでも大ヒットしまして、インド国内の各映画賞を総なめにしたとか。主演のアーミル・カーンはボリウッドでも人気の俳優さんです。

インドでのタイトルはAal Izz Well。英題は3 idiotsなので、インド行ってこれ観たんだーなんて現地の人に話したら話が盛り上がるかも?

全く飽きのこない171分

インド映画は3時間近いのがスタンダード。本作も例に漏れず171分と長尺ですが、ドタバタ劇でインターバル抜きでもあっという間の3時間。全く退屈しないインド映画。

ダンスシーンはそんなに多くないけれど、外国人にはこのくらいがちょうどいいです。ラストのオチまで完璧です。3時間もあるだけあって、描き足りない、と思う箇所もない。

最近のインドも変わりつつあるのか?

学生役の皆様が歳くいすぎだろうとかこんなのありえなーいというツッコミはさておき、「自分のやりたいことやろうぜ!」「金よりも、勉強したいことやろうぜ」的な内容なんて、インドもだいぶ変わったものです。

親が決めた結婚反古にするとか!許されるのか!?この記事の後で紹介する『その名にちなんで』では自由の国アメリカに移民したインド人の話だけど、「恋愛は自由、でも結婚はベンガル人と」というのが結構重要なエピソードとして描かれているので余計に印象に残ったのでした。

その3「マイネーム・イズ・ハーン」

ボリウッドの大スターであるシャー・ルク・カーンとカジョールが主演、ハリウッド資本が入っている大作。これは公開時にインドの映画館で観ました。9.11後の在米インド系ムスリム(イスラム教徒)住民の苦悩を描いた映画です。音楽が素晴らしく良いです。

インド映画にしては踊りが皆無といってよいくらいないけれど インド映画らしく160分を超える長編でも「笑いあり、涙あり、感動あり」で飽きないのはさすが。 (映画館ではインターバルありだったけれども。)

インドでは物議を醸してイスラム教徒の反発も招いたという本作ですが、名前からしてイスラム教徒のシャー・ルク・カーンが。ある程度の配慮はされてる方なのでないかしら。

おすすめインド映画その4「ボンベイ」

こちらもインドで大ヒットした映画。インド国内の数々の映画賞を受賞。一応ラブストーリーではありますが、インドのヒンドゥー・ムスリム対立を描いています。子役の双子ちゃんがかわいい。

歌はもちろんいいんだけどダンスシーンを観るとなんだか古くって笑ってしまう。笑 でもそういうの抜きに見てもすごく良く出来た映画。双子の子が生まれるんだけど、ヒンドゥーとイスラを併せた名前を付けたり、対立していた両家の父親の和解などが物語の中でも重要なエピソードとして後々に絡んできます。文化的・歴史的にも見どころが満載。

南インドで恋に落ちたバラモン階級のヒンドゥー教徒のジャーナリスト志望の男性とイスラム教徒レンガ職人の娘が恋に落ちて駆け落ちしムンバイ(ボンベイ)に出てくる話に92年頃のバーブリー・マスジド襲撃事件からインド全域に広まったヒンドゥー・イスラム動乱の話を絡めた名作。

添乗員さんもイチオシ

ユーラシア旅行社の添乗員さんがブログで紹介されていました。旅行社の添乗員さんはただ案内するだけでなくこういう映画や文化的背景等もしっかり勉強している勉強熱心な方が多いように思います。ちょっと私の中でユーラシア旅行社の株があがりました。
旅に行きたくなるおすすめの映画 『ボンベイ』

おすすめインド映画その5「大地のうた」

インド古典映画の名作、巨匠サタジット・レイによる三部作の一作目。ミュージカル、ボリウッド系の映画とは全く異なり、眈々と進んで行く物語。 踊るマハラジャと同じインドとは思えない落ち着いた作品。

でも何故だかとてもインドらしい。生と死の循環。終わりと始まり。 控えめに時折入る音楽が、音質は悪いながらもとてもいい。ちなみに音楽も後にインド古典音楽の巨匠となるシタール奏者のラビ・シャンカルが担当しています。

その6「スラムドッグ$ミリオネア」

「トレイン・スポッティング」で一躍名前を馳せた英国人ダニーボイルが監督

アカデミー賞も受賞したので名前をご存じの方も多いのでは。駅や電車のシーン見てインド、行きたいなとふつふつと。駅の喧騒が懐かしい。日本の駅の雑踏よりも数倍うるさくて、数倍ごみごみしてるのに、なぜかあそこに帰りたくなる。インドに行ったことのある人にもおすすめの映画。

クイズ・ミリオネア的な番組に出演したインド人青年。出てくる質問すべてが彼の半生に絡んでくる設定は新鮮で面白い。 スラムで拾われて、集団で物乞いをして・・・という事例は多分実際に存在するのでしょう。

インドで子連れ物乞いは本当によくいて、あれは実はレンタルなんだとか、怪我をしていた方がお金をもらえるからと、あえて子供や自分を傷つけたりとか、そういう悲しい話をよく聞いていたけれど、この映画のように集団でギャングが仕切って組織的に、なんていうのも実際によく耳にする話。

日本では考えられないような世界はたくさんある。この映画に出演した少年少女たちの家族でも、人身売買の疑いがかかったり(証拠不十分で不起訴処分にはなったけれど)ギャラの支払いの問題で一騒動あったり。そういったインドの負の一面も浮き彫りに。ただし、非常にテンポはよく、決して鬱になりそうな暗い話ではないのでご安心を。

エンドロールの名前がアルファベットなんだけどヒンディーっぽい文字でこじゃれてる。しかし、エンドロール最後のダンス。インド映画を意識してるのはわかるけど、実際のインド映画のダンスはもっとハイレベル。笑 でもそこが外のイギリス人が作りました、という感じで落ちとしては面白い。

その7「その名にちなんで」

ピューリツァー賞作家の同名小説映画化

カットされたシーンももちろんありますが、すごく忠実に映像化されています。色遣いが美しい。小説も併せて読みたいところ。

細かいところまでよく描写してるなーという印象。着ているサリー。部屋のインテリア。インドらしい、美しく洗練された色遣い。インド人でありながら「外国人」目線のインドを描いているので、実際外国人である私達からもわかりやすいんでないかと思います。

主人公ゴーゴリが結婚するあたりをだいぶあっさりと描いているのが残念ですが描ききれない部分があるのは原作ものの宿命。原作と映画両方を鑑賞する前提であればとてもいい出来だと思います。

『その名にちなんで』小説はこちら。

在米ベンガル人のお話。印僑とも呼ばれ、世界各国にいるインド系移民。アメリカという自由の国とインドという伝統文化を重んじる民族の狭間で揺れる主人公の描写がいいです。作者もベンガル系アメリカ人です。

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    ヒンディー語漬けだったインドヨガ修行以外に海外在住・留学経験はありませんが、TOEIC500点未満から915点(リスニング満点)まで英語力アップ。おすすめのTOEIC本はこちら(アマゾン)

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